名古屋の相続はお任せください

相続トータルサポート@名古屋

エンディングノートは相続対策にはならないのですか?

1 エンディングノートが遺言書として使えるか

最近は,「エンディングノート」という言葉を相続対策との関連でよく聞くようになりましたが,エンディングノートが相続対策にならないのか,というご質問に対しては,エンディングノートでどのようなことを実現しようとされているかによって回答が変わってくると思われます。

たしかに,エンディングノートを遺言書と同じ効果を持つものとして使用するというのであれば,その意味での相続対策としては直接的には役立たないといえます。

遺言書は,法律によってその形式が厳格に定められており,また,遺言ですることができる行為についても法律で定められています。

ですので,例えば,相続人のうち,だれにどのような財産を相続させるかなど,法律で,遺言ですることと定められていることを書き遺すには,やはり,法律の形式どおり,遺言書によってすることが必要になってきます。

そのような形式的な要件を満たさない形で書かれたエンディングノートが,法律上,遺言書と同じ効力を持つものとみなされることはないので,遺言書と同じ働きを求めるのであれば,エンディングノートはその意味では相続対策にはならない,ということになるといえます。

2 エンディングノートが相続対策として果たす役割

ただし,エンディングノートが,相続人が相続について協議する際に全く役に立たないかといえば,そんなことはありません。

例えば,亡くなった方を相続する相続人達は,亡くなった方の死後10か月以内に,相続税の申告をしなければなりませんが,そのための相続財産の調査は大変困難です。そもそもどこにどのような財産があって,それらの財産の金銭的評価をどのように行うか,それを相続人だけで明らかにすることは,大変な手間のかかることですから,あらかじめ,生前に,そのような財産の一覧を作成しておかれれば,相続人の負担を軽減することができます。

これは,遺言書でなくとも,エンディングノートでできることですし,ぜひ書き遺しておいてあげるべきでしょう。

このような意味では,エンディングノートも相続対策としては十分役に立つものであるといえます。

なにより,ご自分の思いを,これまで一緒に過ごされてきた大切な家族や親族の方々に書き遺しておくことは,単に相続財産の配分の仕方の指定等の,法律上遺言で行なうべき事項にはおさまらない様々なメッセージを残すという意味では大変貴重なものであることは間違いありません。

法律的な効果を発生させたい事項はしっかりと遺言書に,それ以外の遺された方へのお願い事や感謝のメッセージなどは比較的自由にエンディングノートに,という形で,目的に応じて使い分けられるとよいでしょう。

また,法律や税金面については,専門家に相談することが重要です。

名古屋で相続に関してお悩みの際は,ご相談ください。

選ばれる理由へ業務内容へ

スタッフ紹介へ

対応エリア